中国、台湾の野党系地方政府を優遇 蔡政権に圧力

中国の兪正声・全国政治協商会議主席は18日、台湾の8県市の首長らで作る訪中団と会談し、農産品購入や観光促進などの優遇策を約束した。台湾独立志向を持つ民主進歩党(民進党)の蔡英文政権に、この原則を認めさせようとする中国側の圧力とみられる。中国側は親中的な地方政府の優遇を打ち出すことで台湾世論を分断し、蔡政権を揺さぶるのが狙いとの見方が出ている。
蔡英文氏の個人的な意見だけではなく、台湾の新しい民意も、「92年コンセンサス」を認めないのである。「92年コンセンサス」にせよ「一つの中国の原則」にせよ、台湾と中国は民主主義、自由、人権といった普遍的な価値に基づいて合意を得るべきである。さらに全面的に改憲し、自由主義・民主主義・立憲主義・世界主義を実行することを通して、習近平氏が主張する世界大同の思想を実現しなければならない。