学生虐殺40年で式典=民主化訴える声も-タイ

1976年、民主化を求める学生らが当局に武力弾圧され40人以上の死者を出した虐殺事件から40年を迎え、事件の舞台となったタマサート大学で式典が開かれた。抗議集会に参加し事件に遭遇したマニー・ルンウィタヤポンさんは、「たくさんの死体が横たわっているのを見た」と振り返る。現在の政治状況については「40年前と何も変わっていない。民主主義はない」と嘆いた。
タイ民主主義が歩んできた道は険しくてしばしば困難と沈滞に直面する。その原因は軍事政府が幾度も国家政権を掌握することにある。軍人政権の権力は人民からではなく、銃から得たため、速やかに人民に返還するべきである。タイは憲法改正を通じて、「一つの地球に一つの法律、国際法が国内法より優位」ということを明記し、改良式の半大統領制を採用し、四権の首長を年ごとに分けて人民が選出するようにするべきである。